すずかけ五人衆は、川東小学校のシンボル「すずかけの木」から名前を頂き、川東小学校の紹介をしてくれます。校歌が挿入歌なので歌える人は一緒に歌って下さい♪
物語は南北朝対立の頃、足利尊氏と新田義興との戦いが舞台。ここは旅人が行き交う玉川の矢口の渡。その渡守の『頓兵衛』はとんでもない悪党だ。高額の賞金目当てに足利氏の敵である。『新田義興』を船上で殺害し、その賞金で贅沢な暮らしをしていたのだ。そこへ『義興』の弟『義峰』が妻『うてな』を連れてやって来た!この男に『頓兵衛』の一人娘『お舟』が一目惚れしてしまったからさぁ大変。『お舟』に気がある下人の『六蔵』は『義峰』を新田の落人と見抜いたものの、やきもちも相俟って『お舟』にうまく騙され『義峰』を逃がす時間稼ぎに使われる。一方、『六蔵』より知らせを受けた『頓兵衛』は、暗闇の中『義峰』の寝込みを襲おうとするのだが……。
讃岐が生んだ天才・平賀源内の作。ペンネームも『福内鬼外』(鬼は外福は内)とユニークな発想で、もともとは玉川の新田神社の修復資金集めに書いたといわれる作品です。
源頼朝は弟の義経に懐妊中の義経の正室・卿ノ君の首を討てと命じます。なぜなら、卿ノ君は敵方である平時忠の娘だったのです。辦慶は上使(主人の代理の使い)として、卿ノ君がお産の為に身を寄せている乳父である侍従太郎夫婦のもとへ出向きます。しかし、懐妊中の卿ノ君を見てはどうしても打つことができず、太郎夫婦に事情を打ち明けます。それを聞いた太郎夫婦は、丁度先日から奉公にあがった針女・おわさの娘・信夫が卿の君によく似ているのではと身代わりを頼むのですが、信夫は承諾したものの母親のおわさに断られます。十八年前に一度きり会った、信夫の父親に再会するまではとんでもないというのです。それを襖の奥で聞いていた辦慶は刀で信夫を一突きし、動揺するおわさに向かって自分がその父親であると証拠の振袖をみせ、大それたことをしたと後悔するのです。一方、信夫の首だけでは偽物と疑われるかもしれないと、太郎も切腹し自分の首を添えてくれと息絶えます。辦慶はたった一人の娘の首と忠義を果たした太郎の首を抱え、悲しみを胸に館を後にするのでした。